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2009年10月11日 (日)

日比谷公会堂・市民公開シンポジウム「がんの痛みやつらさを一人で抱えていませんか」

R0011029土曜日の午後、日比谷公会堂で行われた、市民公開シンポジウム「がんの痛みやつらさを一人で抱えていませんか」に参加してきました。

3か月ほど前に父親を癌でなくしました。当人にとっても家族にとっても初めてに経験で、「理屈では何となく想像できるけど、その理屈は現実になるとまるで役に立たない」ということをイヤというほど思い知らされました。必ず訪れるであろう次回への「心の準備」を少しでもしておこうと思い、この種の勉強をしておこうと思っています。

Img720ジャーナリストで、「現役の癌患者(?)」でもある鳥越俊太郎さんの講演が行われることも楽しみでしたが、「緩和ケア」「ホスピス」という物の意味、位置づけを知りたいと思っていました。

父親の場合、本人には病名だけが告知され、家族(はじめは僕一人)には「末期であること」と「余命の時間」が知らされました。実際に最期を迎えるまでには1年半ほど時間がありましたが、少なくとも僕としては、ただ現実を受け入れ、あるがままに毎日の出来事を受け入れるしかなく、積極的に何かを始める、働きかける術と知識を持ちませんでした。

最終段階では、「病院で出来ることはもう何もないので、退院していただく。家で診られなければ、“ホスピスのような所”を紹介することは出来る」というような説明だったと思います。

この“ホスピスのような所”という表現の仕方に、その時の説明者の認識が表れていたように思いますし、僕自身も、「ああ、もう“それ”しか残されていないか……」と思ったものでした。

Img721患者の家族の立場から、医師の立場から、看護師の立場から、心理療法士の立場からの講演がありました。そこには僕が経験した様々な「事例」がありました。そしてその前で立ちつすすだけのもう一人の僕がいました。さらに、「やりようによってはこういうのもあったんだ」と知ることも出来ましたが、取り返しがつかないことです。

「次回」は僕かもしれないし家族・友人かもしれません。普段あまり先のことは考えない僕だけど、このことは心しておきたいと思います。

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