2008年5月21日 (水)

「ネイティブ」だからって…

今朝の情報番組(最近“ワイドショー”のことをこういうみたいです)から。

公立の小中学校の授業が、すごく「ハイテク化」しているという話題。

その1…超ハイテク黒板
コンピュータと繋がって、様々な図表が黒板(ホワイトボード)上に映し出されます。ここまでは「プロジェクター」というものがこれまでもありました。さらに、専用のペンを使って、どんどん板書することができ、消すこともできます。まあ、粉も散らないし、ペンも消耗しないことがいいのでしょうか。

その2…英語の本文がホワイトボード上に映し出されます。そして、スイッチを押すと、“ネイティブ”の発音を聞くことができます。さらに、いくつかの単語がバラバラに映し出され、それを指で押さえて移動させることで、「並べ替え」の問題を解くことができます。先生、読めるでしょ、それくらい。それとも、「先生の発音、合ってるの?」なんて思われてたりして。

その3…新出漢字を覚えるために、専用のボードを専用のペンでなぞる。そうすると、「はね」「はらい」などの間違いを指摘してくれたり、正しい書き順を教えてくれたりする。DSじゃないんだから。

塾でも使えるものがあればと一生懸命に見ましたが、特に魅力的なものはありませんでした。

ところで、「ネイティブの発音」というのに、近頃疑問を感じています。例えば、子ども向けの英会話の教材をいくつか使っていると、同じ単語の発音が、微妙に(はっきり?)違うのです。

「monkey」…お猿さんです。「マンキー」?「モンキー」? カタカナで表すこと自体ナンセンスなのですが、カタカナで表せるぐらいの違いがネイティブの発音で聞き分けられるのです。でも、それって、当たり前だと思うんです。

僕は日本語の「ネイティブ」です。塾に来る子どもたちもそうです。日本の小中学校の多くの先生方もそうでしょう。だからって、僕を含め、みんなが正しく日本語を話せるわけではないと思うんです。普段音読していてよく感じる「間違い」にはこんなものがあります。

「多い」→「おおい」これを「おおい」と読む。「い」が1つ余分です。授業参観に行ったらこう読んでいる先生がいました。「読み仮名を書いて」と言うと、「おおい」と書きます。単なる癖のようです。

「熱い(あい)」と「厚い(あつい)」の区別→民放のアナウンサーはたびたび、NHKのアナウンサーも時々、「参加者の“厚い”思い」なんてのがあります。

話があっちこっちになってしまいましたが(ひどい日本語!)、いちばん「いい!」と思ったのは、一つの教室に二人先生がいる授業。「少人数クラス」もいいけど、二つのクラスを合体させて二人の先生で教えるのもいいと思いました。これを実施している学校(品川区)では、越境して通う子どもがとても多いそうなんです。「『ハイテク』に頼らずに『人力』をもう少し信じてみるのもいいかも」と思いました。

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2007年6月 8日 (金)

「言葉力1200」

Img431小学生用の教材を探しに大きな本屋さんに行きました。中学入試のコーナーで目についた本がありました。それが、これ。『言葉力』。

さかい塾では、音読の練習を続けています。「ひらがなを読み間違えない」という目標の下、もう何年もやってきて、だんだんその成果がでてきたように思います。

ところが、文字を正しく読めても、その言葉が何なのかが分からないというようなことが多いのです。だから、アクセントがバラバラです。「橋」「端」「箸」、「下記」「柿」「牡蠣」、「熱い」「暑い」「厚い」・・・こういった違いもそうですが、言葉そのものの知識、ボキャブラリーが極端に少ないように思います。

Img432この本では、少し難しい言葉の意味を解説すると共に、その言葉の用例が問題形式になっています。

ボキャブラリー、用法、そして短文づくりが一度にできるようになっています。

そして、この「短文づくり」も、僕が悩んでいたことの一つです。

例えば、「『熱中する(している)』を使って短文を作りなさい」という問題があったとします。多いのはこんな答。

「サッカーに熱中している」

これではダメなのです。「短い」のですが「文」になっていないのです。最低「主語」と「述語」が揃って「文」となりますから、これでは文ではないのです。ですから、

「ぼくは5才の頃からサッカーに熱中している」

これでもじゅうぶんに「短い」のです。こういうことをその都度説明するのですが、なかなか伝わりません。この本は、そんな僕の悩みも解決してくれることが期待されます。

4・5年生は、この半年ほど「吾輩は猫である」を読んでいます。面白いです。「言葉力」をつければ、もっと面白くなるはずだと期待しています。

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